住宅ローンの金利上昇と借入上限額への影響

住宅ローン金利上昇と借入上限額

住宅ローンの金利上昇と借入上限額への影響

住宅ローンの金利が上がると、あなたが借りられる住宅ローンの上限額は下がります

これは、金融機関が融資の上限額を決定する際に、現在の金利ではなく、審査用のより高い金利(多くの場合、審査金利と呼ばれます)を使って計算するからです。金利が上昇すれば、毎月の返済額を一定の許容範囲内に収めるために、借りられる元金(上限額)を減らす必要があるのです。


住宅ローンの上限額が下がるメカニズム

金融機関は、借り手が将来にわたって安定してローンを返済できるかを確認するため、以下の計算を用いて融資の上限を決めます。

1. 審査金利(フォーミュラ金利)の適用

実際の適用金利(例:変動金利0.5%)ではなく、金融機関が定める審査金利(例:3%〜4%程度)を用いて計算します。この審査金利が上昇すると、以下の結果になります。

2. 返済比率(へんさいひりつ)の制約

金融機関は、年収に占める年間返済額の割合である返済比率に上限を設けています。多くの銀行では、この上限を30%〜35%程度に設定しています。

年間返済額 ÷ 年収 ≦ 返済比率の上限

3. 金利上昇が上限額を押し下げる

審査金利が上昇すると、同じ借入額でも年間返済額が大きくなります。しかし、あなたの年収と返済比率の上限は変わらないため、計算上、年間返済額の許容範囲(上限)は変わりません。

【計算のイメージ】

項目 金利が低い時 金利が高い時 変化
審査金利 3.0% 4.0% 上昇
年間返済額の上限 (年収に基づき固定) 120万円 120万円 変わらない
借入可能額 4,500万円 3,800万円 上限額が下がる

このように、審査金利が高くなるほど、毎月の許容返済額に収まるように借入可能な元金(上限額)を減らさざるを得なくなります


あなたがすべきこと:確認とシミュレーション

金利が上昇した環境下で、現在のあなたの借入可能額を把握し、対策を立てるために、以下の点を確認しましょう。

  • 審査金利の変動を確認する: あなたが審査を受ける銀行の審査金利が上がっている場合、借入上限額に直結します。
  • 借入期間をシミュレーションする: 借入期間を延ばす(最長35年など)ことで、毎月の返済額を抑え、理論上の上限額を一時的に上げることができます。(ただし、総支払利息は増えます)。
  • 頭金を増やすことを検討する: 自己資金である頭金を増やすことが、最も確実な対策です。頭金を増やすことで、必要な借入額自体が減り、金利上昇による影響を相殺できます。

金利上昇局面では、「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」を基準に資金計画を立て直すことが、より重要になります。

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