なぜ須磨寺のお大師は「20日」も大事なのか?

2026-03-20

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なぜ須磨寺のお大師は20日も大事なのか

なぜ須磨寺のお大師は「20日」も大事なのか

兵庫県神戸市にある古刹、須磨寺。正式名称を福祥寺といい、源平ゆかりの寺としても知られていますが、地元では 「須磨のお大師さん」 として親しまれています。

須磨寺では毎月 20日・21日 に「お大師さんの縁日」が開かれ、多くの参拝者が訪れます。

しかし、弘法大師の縁日は本来 21日 のはずです。

それなのに、なぜ須磨寺では 20日も重要な日 とされているのでしょうか。

今回はその理由を、歴史や信仰の背景から解説してみたいと思います。

弘法大師の縁日は「21日」

まず基本として知っておきたいのは、弘法大師の縁日は 21日 ということです。

弘法大師とは、真言宗の開祖である空海のことです。

空海は835年3月21日に高野山で入定したと伝えられており、この日が 弘法大師の縁日 とされています。

そのため、日本各地の真言宗寺院では毎月21日に法要が行われ、多くの参拝者が訪れます。

しかし須磨寺は「20日」から始まる

ところが須磨寺の縁日は、21日だけではありません。

20日と21日の2日間 にわたって行われます。

実際に縁日に訪れたことがある人はわかりますが、参道には露店が並び、境内も多くの参拝者で賑わいます。

地元の人の間では 「須磨のお大師さんは20日から始まる」 とも言われています。

理由① 縁日は前日から始まる文化

最も大きな理由は、日本の祭礼文化にあります。

多くの寺社の祭礼では、 宵宮(よいみや) と呼ばれる前日行事があります。

つまり 本番の前日からお祭りが始まる という文化です。

神社の祭りでも、前日から屋台が並び、地域の人々が集まります。

須磨寺のお大師さんも同じで、 21日の前日である20日 が自然と大切な日になったのです。

理由② 昔は参拝者が非常に多かった

現在でも賑わう須磨寺の縁日ですが、昭和の頃はさらに人出が多かったと言われています。

戦後から昭和後期にかけては、参道に多くの露店が並び、 2日間で数万人 が訪れるほどの賑わいでした。

そのため 1日だけでは参拝者を受け入れきれない こともありました。

そこで自然と 20日から参拝が始まる ようになったのです。

理由③ 露店文化との関係

もう一つ見逃せないのが、縁日と露店文化の関係です。

昔の縁日は、信仰の場であると同時に 市(いち) としての役割もありました。

須磨寺の縁日でも、昔は

  • 植木
  • 古道具
  • 日用品
  • 食べ物

などを扱う露店が数多く並びました。

露店の準備は前日から始まるため、 20日から人が集まる縁日 になったのです。

地元では「20日参り」も多い

興味深いのは、地元の常連参拝者の中には 21日ではなく20日に参拝する人 も多いという点です。

理由としては

  • 21日は混雑する
  • 20日の方が落ち着いて参拝できる
  • 昔から20日に行く習慣

などがあります。

そのため須磨寺では

20日=宵縁日

21日=本縁日

という感覚で参拝する人も少なくありません。

まとめ

須磨寺のお大師さんで 20日も大切にされている理由 は次の三つです。

  • 縁日は前日から始まる文化がある
  • 昔は参拝者が多く1日では足りなかった
  • 露店文化が20日から始まった

つまり20日は単なる前日ではなく、

「縁日の始まりの日」

として長く受け継がれてきたのです。

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