「将来、道ができて価値が上がる」と言われて購入…しかし未接道のまま

「将来、道ができて価値が上がる」と言われて購入…しかし未接道のまま

                  相続相談から見る問題点と解決方法


先日、 「将来、前面に道路ができるから価値が上がる」と説明を受けて購入した土地について、 相続のご相談をいただきました。

しかし現状は、 いまだに接道しておらず、再建築もできない状態とのこと。

このようなケースは決して珍しくなく、 不動産トラブルの典型例とも言えます。

今回はこの事例をもとに、 何が問題だったのか、そして今後どうすべきかを解説します。

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よくある営業トークの落とし穴

今回のようなケースでよくあるのが、

「将来、道路計画がある」
「いずれ接道するから価値が上がる」

といった説明です。

しかし実際には、 その計画が確定していないケースが非常に多いのです。

ポイントは、 「予定」と「確定」は全く別物ということです。


問題点①道路計画が不確定

都市計画道路や開発計画は、

  • 計画段階
  • 調整段階
  • 実行段階

と複数のフェーズがあります。

今回のようなケースでは、 計画が存在していても実現する保証はないことが問題です。

実際には、

  • 何十年も進まない
  • 計画自体が消滅する

といったケースも珍しくありません。

その結果、 「いつまで経っても接道しない土地」になってしまいます。


問題点②資産価値が上がらない

「将来上がる」と言われて購入しても、

現時点で接道していない限り評価は低いのが現実です。

不動産の価値は、 「今どう使えるか」で決まります。

つまり、

  • 建て替え不可
  • 融資不可

の状態では、 市場での評価は非常に厳しいのです。


問題点③相続時に「負動産化」する

今回の相談のように、 相続が発生すると問題はさらに深刻になります。

なぜなら、

  • 売れない
  • 使えない
  • 維持費だけかかる

という状態になるため、 いわゆる「負動産」になるリスクがあるからです。

相続人にとっては、 「もらっても困る資産」になってしまいます。

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ではどうすればいいのか?解決方法

このような状況でも、 取れる対策はいくつか存在します。


①行政への道路計画確認

まずは、 本当に道路計画が存在するのかを確認します。

具体的には、

  • 都市計画図の確認
  • 役所へのヒアリング

を行います。

ここで重要なのは、 実現時期と確実性です。


②隣地との交渉

現実的な解決策として有効なのが、 隣地から通路を確保する方法です。

例えば、

  • 土地の一部を購入する
  • 通行地役権を設定する

ことで、 接道要件を満たせる可能性があります。


③43条許可の検討

条件次第では、 建築基準法43条許可が使える場合もあります。

これにより、 例外的に建築が可能になるケースもあります。

ただし、 ハードルは高く事前調査が必須です。


④売却戦略の見直し

どうしても改善が難しい場合は、 売却戦略を変えることも重要です。

例えば、

  • 隣地所有者へ売却
  • 投資家へ低価格で売却

といった方法です。

通常の市場では売れにくくても、ニーズは存在します。

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まとめ

「将来道路ができる」という話は、 魅力的に聞こえますが非常にリスクの高い要素です。

今回のポイントをまとめると、

  • 計画は確定ではない
  • 現時点の価値が重要
  • 相続時に負動産化するリスク

という点です。

一方で、

  • 接道確保の交渉
  • 許可制度の活用
  • 売却戦略の見直し

によって、 状況を改善できる可能性もあります。

「この土地はどうすべきか?」 「売るべきか、活かすべきか?」

と悩んでいる方は、 早めに専門家へ相談することが重要です。

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